04.24.03:52
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11.27.00:03
髪飾り
いつもとは違い、複雑で美しく纏め上げた髪。そこへ赤い簪を挿す。
少しだけ障子を開ければ冷たい風が入り込み、私を纏って消え・・・
同時にシャラン、という心地よい音。誰もいない部屋に余韻を残す。
その無機質な音が私の心を表しているかのようで、切なさがこみ上げた。
ふと開けた障子から外を見ると空は夕闇、赤の配色が目に映る。
なぜだろう・・・
一筋の涙が頬を伝う。それは真珠のような純白さと高潔さを持ち、私の手に流れ落ちた。
長い睫が瞬く。同時についと顔を背ければ再びシャラン、と奏でる。
もうこの簪を愛でてくれる人はいなくて。
私を愛してくれる人はいなくて・・・
空は夕闇。もう日が上ることはない。
最後の雫と共に、私はそっと障子を閉めた。
なんだろうか、これ。日記に書くことなくて思いつきで書いちゃった・・・
このもととなったのは、成人式用の髪飾りです。今日決めにいってきたので。
めでたいはずなのに、悲しいことになってるよ・・・orz
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めでたいよね?成人とか、めでたいよね?
どうしたんだ!!(揺さぶり)
でも、これとっても好き。
いっそ、これで何か書いてみては?
と思いました。(最後だけ丁寧語・・)
本当にめでたいはずなのに…赤はどっちかというと情熱の赤!なのに(笑)そうですねーssとかそのうち書こうかな。と思いました。
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